【初心者向け】屋根工事の種類と特徴を徹底解説!葺き替え・カバー工法・塗装の違い
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こんにちは、アドバイザーの松岡です。
この記事は私が監修いたしました。
これから屋根リフォームを検討したい方必見です!
【初心者向け】屋根工事の種類と特徴を徹底解説!
はじめに
こんにちは!屋根リフォーム岡山です。春が近づいてきましたね。新年度、学生や新入社員になったつもりで原点に返り、今回のブログでは屋根リフォーム初心者向けの記事をお届けしたいと思います。屋根リフォームを検討している方にとって、どの工法が最適なのかを知ることは非常に重要です。この記事では、屋根工事の主要な3つの種類である「葺き替え」「カバー工法」「塗装」について詳しく解説します。どの方法を選ぶべきか迷っている方は、ぜひ最後までお読みください。
1. 屋根リフォームの種類
1-1. 葺き替え工法とは
葺き替え工法とは、既存の屋根材をすべて撤去し、新しい屋根材に交換する方法です。この工法では、屋根の下地(野地板や防水シート)も確認できるため、傷んでいる場合は補修や交換を行います。
メリット
屋根の寿命が延びる:すべて新しくするため、耐久性が大幅に向上します。
耐震性が向上する:軽量な屋根材を選べば、建物全体の重心が下がり、耐震性が向上します。
雨漏りのリスクが減る:防水シートを含めて新しくできるため、雨漏りの心配がほぼなくなります。
デメリット
費用が高い:屋根材の撤去や廃材処分、新規屋根材の施工により、工事費用が高額になります。
工期が長い:屋根を一度すべて剥がすため、他の工法に比べて工事期間が長くなります。
1-2. カバー工法とは
カバー工法とは、既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねて施工する方法です。主に金属屋根材(ガルバリウム鋼板など)が使用されることが多く、軽量な屋根材を選ぶことで建物への負担を軽減できます。
メリット
工事費用を抑えられる:既存の屋根を撤去しないため、解体や廃材処分のコストがかかりません。
工期が短い:撤去作業がないため、比較的短期間で工事が完了します。
遮音性・断熱性が向上する:屋根が二重構造になることで、断熱性や防音性が向上します。
デメリット
屋根の重量が増す:既存の屋根の上に新しい屋根を載せるため、建物の構造によっては負担が大きくなる可能性があります。
下地の確認ができない:既存の屋根を残すため、屋根の下地が劣化していても補修が難しく、問題が見落とされることがあります。
1-3. 塗装工法とは
塗装工法とは、既存の屋根材の表面に塗料を塗布することで、防水性や耐久性を向上させる方法です。特にスレート屋根や金属屋根でよく行われ、屋根材の保護や美観の維持に有効です。
メリット
コストが低い:屋根の張り替えや重ね葺きと比べて、費用を大幅に抑えられます。
工期が短い:塗装のみのため、比較的短期間で施工が完了します。
美観が向上する:塗装により屋根がきれいになり、建物全体の印象が良くなります。
デメリット
耐久性が限定的:塗装は屋根材の表面保護が主目的のため、根本的な耐久性向上にはならず、定期的な塗り直しが必要です。
適用できる屋根材が限られる:瓦屋根など、一部の屋根材には塗装が適さない場合があります。
2. 各工法のメリット・デメリット
屋根リフォームには「葺き替え工法」「カバー工法」「塗装工法」の3つの方法があります。それぞれの工法には特徴があり、コストや耐久性、施工期間などの点で違いがあります。ここでは、それぞれのメリット・デメリットについて詳しく解説します。
2-1. 葺き替えのメリット・デメリット
葺き替え工法のメリット
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屋根の耐久性が向上する
古い屋根材をすべて撤去し、新しい屋根材に交換するため、屋根の耐用年数が大幅に延びます。特に耐久性の高い屋根材を選べば、30年以上持つことも可能です。 -
建物の耐震性が向上する
既存の屋根材を撤去することで屋根の軽量化ができ、耐震性が向上します。特に瓦屋根を軽量なガルバリウム鋼板に変更すると、大幅に地震対策ができます。 -
屋根下地の劣化も補修できる
既存の屋根をすべて撤去するため、屋根の下地(野地板や防水シート)の状態を確認できます。傷んでいる部分を修復できるので、雨漏りリスクを大幅に低減できます。 -
デザインや機能性の自由度が高い
新しい屋根材を自由に選べるため、好みのデザインや機能(遮熱性や防音性など)を備えた屋根に変更できます。
葺き替え工法のデメリット
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費用が高額になる
屋根材の撤去・処分、新しい屋根材の購入、施工費用が発生するため、屋根リフォームの中では最も高額になりやすいです。一般的な住宅で100万円以上かかることもあります。 -
工期が長くなる
施工期間は2週間前後かかることが多く、天候によってはさらに延びることもあります。 -
施工時に一時的な雨漏りリスクがある
既存の屋根を撤去した後、新しい屋根材を設置するまでの間に雨が降ると、建物内部が濡れてしまう可能性があります。そのため、天候を考慮したスケジュール管理が重要です。
2-2. カバー工法のメリット・デメリット
カバー工法のメリット
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工事費用が比較的安い
既存の屋根材を撤去せず、その上に新しい屋根材を被せるため、廃材処理費用が発生せず、葺き替え工法よりも費用を抑えられます。一般的な住宅では80〜100万円程度で施工できます。 -
工期が短い
既存の屋根を剥がす作業がないため、施工期間は1週間~10日程度と短く、住みながらの工事が可能です。 -
防水性・断熱性・遮音性が向上する
既存の屋根と新しい屋根の二重構造になるため、雨漏りのリスクが減り、断熱性や遮音性も向上します。 -
アスベストを含む屋根材でも対応可能
2006年以前に建てられた住宅の中には、アスベストを含む屋根材が使われているケースがあります。カバー工法なら撤去せずに施工できるため、飛散リスクを抑えられます。
カバー工法のデメリット
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屋根が重くなるため耐震性に影響する
既存の屋根の上に新しい屋根を重ねるため、屋根が重くなり、建物の耐震性が低下する可能性があります。特に築年数の古い住宅では注意が必要です。 -
屋根下地の補修ができない
既存の屋根を撤去しないため、屋根の下地(野地板や防水シート)の劣化状況を確認できません。下地が傷んでいると、雨漏りのリスクが残る可能性があります。 -
対応できない屋根もある
瓦屋根や、一部のスレート屋根にはカバー工法が適用できない場合があります。施工前に屋根の状態をしっかり確認する必要があります。
2-3. 塗装工法のメリット・デメリット
塗装工法のメリット
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最もコストが安い
屋根の形状や面積にもよりますが、30〜70万円程度で施工できるため、リフォーム費用を抑えたい方には最適な選択肢です。 -
工期が短い
施工期間は7日程度と短いため、短期間で屋根の保護性能を向上できます。 -
屋根の防水性を維持できる
屋根材の表面を保護する塗膜が再生されるため、雨水の浸透を防ぎ、防水性能が向上します。 -
遮熱・断熱性能を向上させることが可能
遮熱塗料や断熱塗料を使用することで、大規模な工場や倉庫の場合ですと、夏の暑さ対策や冬の寒さ対策ができます。一般戸建の場合でも、遮熱効果によって屋根材を紫外線劣化から守ってくれます。
塗装工法のデメリット
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根本的な補修にはならない
屋根材自体が劣化している場合、塗装では補修できません。特に屋根材がひび割れていたり、欠けていたりする場合は、葺き替えやカバー工法が必要になります。 -
耐用年数が短い
使用する塗料にもよりますが、塗装の耐用年数は約10〜25年程度であり、定期的な再塗装が必要になります。他の工法に比べるとメンテナンス頻度が多くなります。 -
施工ミスがあると効果が薄れる
下地処理が不十分だったり、適切な塗料が選ばれていなかったりすると、すぐに剥がれたり、効果が発揮できなかったりする可能性があります。施工業者の技術力が重要です。 -
塗装できない屋根材もある
スレート屋根や金属屋根は塗装可能ですが、瓦屋根や劣化の進んだ屋根には塗装が適さない場合があります。事前に屋根材の状態を確認する必要があります。
3. どの工法を選ぶべきか
屋根リフォームには、「葺き替え工法」「カバー工法」「塗装工法」の3つの選択肢がありますが、どの工法を選ぶべきかは、屋根の状態・耐用年数・予算・住まいの環境などによって異なります。それぞれの視点から、最適な選び方を詳しく見ていきましょう。
3-1. 屋根の状態で選ぶ
まず、現在の屋根の状態を確認することが重要です。
-
屋根材の劣化が激しい、下地も傷んでいる場合 → 葺き替え工法が最適
- 既存の屋根をすべて撤去し、新しい屋根材に交換するため、下地からしっかり修繕できます。
- 長期間の耐久性を確保できるので、大掛かりなリフォームが必要な場合に向いています。
-
屋根材が劣化しているが、下地がしっかりしている場合 → カバー工法が有効
- 既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねるため、工期が短く、コストを抑えられます。
- ただし、屋根が重くなるため、耐震性の影響を考慮する必要があります。
-
屋根材の劣化が軽微で、美観を維持したい場合 → 塗装工法が適切
- 塗膜を塗り直すことで防水性や美観を向上させられます。
- ただし、屋根の根本的な補修にはならないため、定期的なメンテナンスが必要です。
3-2. 耐用年数で選ぶ
リフォームの頻度を考えた際、耐用年数も重要なポイントになります。
- 葺き替え工法:耐用年数が最も長く、新しい屋根材の種類によっては30年以上持つこともあります。
- カバー工法:約30年の耐久性がありますが、既存の屋根の状態によります。
- 塗装工法:約10年~25年ごとに塗り替えが必要なため、定期的なメンテナンスが求められます。
「できるだけ長く持たせたい」「頻繁なメンテナンスを避けたい」という場合は、葺き替え工法やカバー工法を選択するとよいでしょう。
3-3. 予算で選ぶ
工法によって費用感が大きく異なります。
- 葺き替え工法:最も費用がかかり、一般的な住宅では100~200万円程度の予算が必要です。
- カバー工法:80~150万円程度で、葺き替えよりも安価ですが、それなりの費用がかかります。
- 塗装工法:50~100万円程度で、最も低コストで済みます。
「とにかくコストを抑えたい」という場合は、塗装工法が最適ですが、長期的なメンテナンスを考えると、最初にしっかりと投資する葺き替え工法もコストパフォーマンスが高いと言えます。
3-4. 住まいの環境・気候で選ぶ
地域の気候や環境によっても、適した工法が異なります。
-
雨が多い地域・湿気の多い地域
→ 屋根の防水性が重要なため、葺き替えやカバー工法が向いています。 -
寒冷地(雪が積もる地域)
→ 屋根の重量が増すと雪の重みと相まって負担が大きくなるため、軽量な屋根材を使用する葺き替えや塗装工法が適しています。 -
地震が多い地域
→ 屋根の軽量化が重要なため、軽い屋根材を使用する葺き替えや、塗装工法が推奨されます。
3-5. まとめ:こんな人にはこの工法がおすすめ!
条件 | 最適な工法 |
---|---|
長期的にメンテナンス不要にしたい | 葺き替え工法 |
コストを抑えつつ、ある程度の耐久性もほしい | カバー工法 |
費用を抑えつつ、美観を整えたい | 塗装工法 |
屋根の下地も劣化している | 葺き替え工法 |
なるべく工期を短くしたい | カバー工法・塗装工法 |
屋根リフォームは、家の安全性や快適さに大きく関わる重要な工事です。それぞれの工法の特徴を理解し、自宅の状況やライフスタイルに合った最適な方法を選びましょう。
4. まとめ
屋根リフォームには、「葺き替え工法・カバー工法・塗装工法」の3つの選択肢があり、それぞれの工法にメリット・デメリットがあります。どの工法を選ぶべきかは、屋根の状態・耐用年数・予算・住まいの環境によって大きく異なります。
選び方のポイントをおさらいすると…
✅ 屋根材・下地が劣化しているなら?
➡「葺き替え工法」で屋根全体をリニューアル!長期的に安心。
✅ 屋根材が劣化しているけれど、下地は問題ないなら?
➡ 「カバー工法」でコストを抑えつつ、耐久性も確保。
✅ まだ使える屋根で、見た目と防水性を整えたいなら?
➡ 「塗装工法」で手軽にメンテナンス。
✅ 長期間メンテナンスの手間を減らしたいなら?
➡ 「葺き替え工法」や「カバー工法」がオススメ。
✅ できるだけ費用を抑えたいなら?
➡ 「塗装工法」が最も低コスト!ただし、定期的な塗り替えが必要。
また、住んでいる地域の気候や家の構造によっても最適な工法が変わるため、慎重に検討することが大切です。
屋根リフォームを成功させるポイント
- 現在の屋根の状態をしっかりチェックする(専門業者の点検がオススメ)
- 耐用年数と将来のメンテナンス費用を考慮する
- 予算やライフスタイルに合わせた計画を立てる
- 地震・台風・積雪など、地域の環境も考慮する
- 信頼できる業者に相談して、最適な提案を受ける
屋根リフォームは、家全体の耐久性や快適性に大きく関わる重要な工事です。「とりあえず安く済ませる」よりも、長期的な視点でベストな工法を選ぶことが大切です。
適切な屋根リフォームを行い、大切な住まいを長く快適に保ちましょう!
屋根リフォーム岡山では、岡山でお客様にピッタリの塗装プランを提案しています。
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