カバー工法ができない屋根ってあるの?
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こんにちは、アドバイザーの松岡です。
この記事は私が監修いたしました。
カバー工法ができない屋根についてまとめました!
こんにちは!屋根リフォーム岡山です。「屋根のカバー工法って、どんな屋根にも使えるのかな?」と疑問に思ったことはありませんか?実は、カバー工法には向いていない屋根が存在します。私たちの現場でも「この屋根、カバー工法じゃ難しいですね…」と判断したケースが何度もありました。この記事では、「カバー工法ができない屋根ってあるの?」という疑問にお答えし、どんな屋根に適用できて、どんな屋根に不向きなのかを詳しくご紹介します。また、カバー工法のメリット・デメリット、そして代替工法についても触れています。この記事を読むことで、カバー工法ができない屋根の特徴、事前に確認すべきポイント、そして最適なリフォーム方法まで、まるっと分かります。この記事は、戸建住宅の屋根リフォーム・雨漏り補修を検討中の方に読んでいただきたいです。
1. 屋根リフォームにおけるカバー工法とは?
屋根リフォームにはいくつかの方法がありますが、その中でも比較的手軽で、コストパフォーマンスに優れた方法として「カバー工法(重ね葺き)」が注目されています。
カバー工法とは、既存の屋根材を撤去せず、その上から新しい屋根材をかぶせるリフォーム手法です。廃材が少なく、工期も短縮できるため、費用面や時間的な制約がある方にとって魅力的な選択肢です。
特に築20~30年程度経過したスレート屋根やトタン屋根での採用例が多く、雨漏りや劣化の悩みを解消するために選ばれています。
1-1. カバー工法の基本的な仕組み
量屋根材(主にガルバリウム鋼板など)を重ねていきます。
ポイントは「既存屋根を撤去しない」ことにあります。撤去作業がないため、廃材処理費用が削減され、工期も短縮されるのがメリットです。
実際の工程は以下の通りです:
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既存屋根の状態確認・点検
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屋根の清掃(洗浄)と下地の補強
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防水シート(ルーフィング)の施工
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新しい屋根材の重ね葺き
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仕上げ処理(板金加工・棟板金取付など)
このように、比較的シンプルな手順でありながら、機能性・美観ともに大きく改善されるのがカバー工法の魅力です。
特に、ガルバリウム鋼板は軽量で耐久性も高く、遮熱性や防音性の向上にもつながるため、多くの現場で採用されています。
1-2. 一般的にカバー工法が選ばれる理由
カバー工法が多くの方に選ばれる理由は、大きく分けて次の5つです:
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解体費用が不要でコストダウンにつながる
既存の屋根を剥がす手間が省けるため、解体費用や処分費用を大幅に削減できます。限られた予算で最大限の効果を得たい方にとっては大きな魅力です。 -
工期が短く、生活への影響が少ない
工事期間が通常の葺き替えに比べて2〜3日ほど短縮されることが多く、家に住みながらでも施工が可能です。天候の影響も最小限に抑えられます。 -
断熱性・遮音性が向上する
屋根材が二重になることで、夏の暑さ・冬の寒さが緩和され、屋根裏の温度上昇を防ぎます。また、雨音もやわらぐため、室内の快適性が向上します。 -
外観が見違えるほどキレイに
古い屋根の上から新しい金属屋根材を施工するため、築年数を感じさせない外観に生まれ変わります。住宅の資産価値アップにもつながります。 -
耐久性・メンテナンス性に優れている
金属屋根材(特にガルバリウム鋼板)は耐用年数が30年以上と言われ、耐久性にも優れています。今後のメンテナンス頻度を減らしたい方にも最適です。
実際に工事を終えたお客様からは、「こんなに短期間で見た目も性能も改善するなんて思ってなかった」と驚かれることも少なくありません。
2. カバー工法ができない屋根の特徴
カバー工法は便利でコストも抑えられるリフォーム方法ですが、どんな屋根にも適用できるわけではありません。
特に既存の屋根の状態や建物構造によっては、むしろカバー工法を選んでしまうことで将来的なトラブルを招く可能性もあります。
以下に、カバー工法が適さない屋根の主な特徴を解説します。
私たちの現場でも「カバー工法が良いって聞いたからお願いしたい」と希望される方が多いのですが、点検の結果、葺き替えをご提案せざるを得ないケースも少なくありません。建物にとって最善の方法を選ぶことが、結果的に安心・安全で長持ちする住まいづくりにつながります。
2-1. 劣化が激しい屋根材
カバー工法を行うには、「既存の屋根がある程度の強度を保っていること」が大前提です。
しかし、以下のような劣化が進行している屋根材の場合は、カバー工法は適していません。
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割れや欠けが多いスレート屋根
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サビや腐食が進んだ金属屋根
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下地まで浸水している状態
これらの屋根材にそのままカバー工法を施工してしまうと、新しい屋根の下で腐食が進んだり、雨漏りを誘発したりする恐れがあります。
たとえば、スレート屋根の一部にひび割れや欠けがある程度であれば補修後にカバーできることもありますが、屋根全体にわたって劣化が広がっている場合は、下地ごと新しい屋根に替える「葺き替え工事」が必要です。
また、雨漏りが長期間放置されていた場合、下地の「野地板」や「垂木(たるき)」まで腐っている可能性があり、この状態で上から屋根を被せても、根本的な解決にはなりません。
2-2. 重量制限や構造上の問題
カバー工法は基本的に既存の屋根の上にもう一層重ねる施工法ですので、たとえ軽量な金属屋根材を使っても、建物にかかる荷重は増加します。
特に以下のような建物では注意が必要です:
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築年数が40年以上経っている木造住宅
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もともと軽量な屋根設計だった建物
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耐震基準が旧法のままの住宅
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屋根の下地が構造的に弱くなっている家
- 瓦屋根の場合
これらの住宅にカバー工法を無理に施すと、地震などの際に構造への負担が増し、倒壊リスクが高まる可能性も否定できません。
◎ カバー工法の前には「屋根点検」が必須
このように、カバー工法には向き不向きがあるため、施工の前には必ず屋根の現地調査と下地の確認が必要です。
点検では以下のようなチェックを行います:
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屋根材の割れ・浮き・サビなどの状態
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雨漏りの有無とその範囲
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野地板・垂木などの構造材の強度
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建物全体の重量耐性とバランス
適切な診断の上で、「カバー工法が可能か」「葺き替えが必要か」を専門業者が判断することが重要です。
3. カバー工法ができないときの代替リフォーム方法
屋根の状態や建物の構造的な理由から、カバー工法が適用できないケースも少なくありません。
しかしその場合でも、住まいの安心・快適を守るためのリフォーム方法はしっかりと存在します。
ここでは、カバー工法ができないと診断された場合に選ばれる、代表的な2つの代替手段をご紹介します。
3-1. 葺き替え工法の選択
「葺き替え工法」とは、現在の屋根材をすべて撤去し、下地の状態を整えたうえで、新しい屋根材に交換する工事方法です。
屋根全体を一新できるため、最も確実なリフォーム方法とも言われています。
▸ 葺き替えのメリット
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下地までしっかり確認・修復できるため、雨漏りや腐食の根本原因を除去できる
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屋根材を軽量なものに替えることで耐震性も向上
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カバー工法では対応できない劣化の激しい屋根や瓦屋根でも施工可能
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選べる屋根材の幅が広く、美観・断熱・遮音性の向上も期待できる
▸ 注意点・デメリット
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工期が長くなりやすく、費用はカバー工法より高くなる傾向
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既存の屋根材を撤去・廃棄する必要があるため、産業廃棄物処理費用も発生
3-2. 修繕と部分補修の検討
カバー工法が施工できない場合には部分補修も選択肢の一つとなります。
▸ 部分補修で対応できる主なケース
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屋根材の一部割れ・浮き・ズレ
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金属屋根のサビや腐食が局所的な場合
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棟板金や雨どいなど付帯部分の不具合
このような症状は、早期に対処することで雨漏りや劣化の拡大を防げるため、工事規模やコストを最小限に抑えられるのが利点です。
▸ 注意点
ただし、屋根全体の耐用年数が近い場合や、下地にまで劣化が進行している場合は、部分補修では根本解決に至らないことがあります。
このようなときは「部分補修を数年おきに繰り返すより、一度しっかり葺き替えた方が結果的に安くなる」ケースもあります。
現地調査をもとに、必要な範囲の補修と将来的なリフォーム計画をバランスよく提案することが大切です。
屋根のリフォーム方法には、それぞれ適したタイミングと条件があります。
カバー工法が難しいとわかった場合でも、すぐに高額な葺き替えを決断する必要はありません。
まずは建物全体の状態をしっかり点検し、専門業者のアドバイスをもとに、ライフプランやご予算に合った最善の方法を選ぶことが大切です。
4. まとめ
屋根リフォームにおけるカバー工法は、既存の屋根を撤去せずに施工できる手軽さとコストパフォーマンスの良さから、多くの住宅で選ばれている工法です。
しかしながら、すべての屋根に対応できるわけではなく、下地が腐食していたり、屋根材が極端に劣化している場合・また瓦屋根などの構造上施工ができない場合などは、カバー工法の施工ができないケースもあります。
そのような場合でも、心配はご無用です。
カバー工法が難しいと診断されたときには、
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屋根全体を新しくする「葺き替え工法」
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必要な箇所だけを直す「部分補修」
といった代替手段がしっかりと用意されています。
重要なのは、建物の状態やご家庭のご予算・将来設計に合わせて、最適な方法を選ぶこと。
無理にカバー工法にこだわらず、専門家による診断をもとに柔軟に方針を立てることが、長い目で見たときの安心・安全につながります。
「うちはカバー工法ができるのかな?」「費用をなるべく抑えたいけれど、しっかり直しておきたい」
そんな疑問やご不安があれば、どうぞお気軽にご相談ください。
私たちでは、屋根の状態を細かくチェックしたうえで、最適なリフォーム方法をご提案しております。
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